投資をはじめようと思って調べると、”インデックス投資”という言葉を耳にすると思います。投資初心者の方は、投資信託などはじめようとする人も多いかと思いますが、そこに登場してくる”インデックス”。このインデックスというものは、投資信託とは別の種類のものなのでしょうか?
インデックス投資と投資信託の違いがわかって、インデックスファンドのメリットを知れば初心者でも投資がもっと身近なものとして捉えられるようになり、「始めてみよう!」と思う人が増えるはずです!
インデックス投資と投資信託の違いは?長期投資にむいてるって本当?
インデックス投資は、”投資信託”と何が違うのでしょうか?実は、インデックス投資とは投資の運用方法で、金融商品の名前ではないんです!そして、このインデックス投資というものは、長期運用に向いているということを知っていましたか⁉︎
投資信託の運用方法がインデックス
インデックスとは、”市場の動きを表す指数”のことをいい、インデックス投資とは、インデックスと値動きを連動させる投資方法になります。
インデックス投資と投資信託の違いはなく、投資信託や株式などの運用方法で”インデックス”を選んで投資することが”インデックス投資”というわけなのです。
インデックスはほったらかしで上昇傾向
投資は、リスクとリターンがセットになっています。ハイリスクのものは高リターンになり、ローリスクのものは低リターンのことが多いです。
ですが、投資期間が長くなると総合的にみて年間のリスクが下がり、リターンが安定する傾向にあります。株式市場は、暴落と回復を繰り返し、過去最高値を更新し続けています。
インデックスと値動きを連動させているインデックス投資は、暴落したとしても惑わされることなく、長期的に運用し続ければリターンを見込めるということなのです。そのため、インデックス投資は、別名”ほったらかし投資”と言われることもあるのです。
日本と米国の代表的なインデックス投資はどんな種類がある?
インデックス投資と投資信託に違いはないということですが、インデックス投資にはどのような種類があるのでしょうか?初心者が始めやすいとされる、日本と米国の代表的なインデックス投資について解説します!
日本株式の代表的なものは2種類
日本株式では、代表的なものに、TOPIXと日経平均株価があります。日経平均株価という言葉は、ニュースなどで聞いたことがある人が大半なのではないでしょうか?2種類についての説明は、以下の通りです。
TOPIX | 東京証券取引所が公表しているインデックスであり、東証一部の全銘柄が対象。1968年1月4日の時価総額を基準値として、その後の時価総額を指数化したもの。 |
日経平均株価 | 日本経済新聞社がだした、東京証券取引所市場第一部に上場している225種類の平均株価指数。別名:日経225 |
米国株式の代表的なものは3種類
次に、米国株式で代表的なものには、NYダウ、ナスダック総合指数、S&P500.があります。
NYダウ | “ダウ工業株30種平均”の略でアメリカで最古の株価指標。アメリカの経済関連の新聞社である、”ダウジョーンズ社”がアメリカの上場企業の中から選んだ30種で構成。 |
ナスダック総合指数 | アメリカのベンチャー向けの株式市場であるナスダックに上場している全銘柄が対象。1971年2月5日の時価総額を基準値の100として、その後の時価総額を指数化したもの。 |
S&P500. | アメリカの民間格付け会社である”スタンダード・アンド・プアーズ社”がアメリカの株式の代表的なものの中から500銘柄を選んだ株価指数。 |
参考:日本取引所グループ TOPIXとは 用語集,三井住友銀行 投資信託
インデックス投資は初心者でも安心?3つのおすすめの理由とは
インデックス投資は、初心者におすすめの投資と言われていますが、なぜ、初心者が安心して投資することができ、投資のプロたちがおすすめするのでしょうか?
投資の知識がなくてもできる
インデックス投資は、投資対象ごとに対象銘柄が決まって組まれているため、自分で会社などの下調べをする必要がありません。
また、日本経済新聞社などが過去のデータやプロの投資家たちの評価などから選定しているので大きな損を受ける必要は限りなく低く、安心できます。
自動的に分散投資していることになる
インデックス投資は、冒頭でも記述した通り企業の株式の購入ではなく選んだファンドの株価指数にはいる企業に全て投資していることになります。そのため、自動的に分散投資していることになります。
これならば、投資の基本である「分散」を考えることなく自然におさえていることになります。
低いコストではじめられる
インデックス投資は投資信託と違いがなく、商品の運用コストが低いのが特徴的です。販売手数料をゼロとしているものもあり、他の投資商品と比べると圧倒的に低コストです。
運用にかかるコストが、低いとなれば気軽にはじめられそうと思う方が多いのではないでしょうか?
まとめ
インデックス投資は、投資信託と違いがなく長期投資に向いているということもあり、老後資金作りや教育資金づくりなどの目的で初めてみるのもありなのではないでしょうか?他の投資の練習としてもですし、貯蓄の代わりに挑戦するのも良いです。
最初の資金がかからないので、気軽にはじめることができ、深く考えずにほったらかして、資産を増やすことができたらありがたいですよね!ただそうはいっても、金融商品ですのでリスクはあります。
リスクがあることも忘れずに、投資ができるようにしていきましょう!
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