投資信託を購入すると決めたら、ファンド(=投資信託)を何にするのか決めなくてはなりません。もし、投資を初めてするときに選ばないといけないとなったら、「大きな損が出たらどうしよう…。」「たくさんあってよくわからない」など不安が尽きないかと思います。
ファンド選びにはコツがあります!投資信託の初心者でも選び方のポイントをしっかりおさえれば、大きな失敗を防ぎ、できるだけ安全に投資信託を購入することができますよ!
投資信託は大きく分けて2つの区分!2つの区分の違いはどんなところ?
投資信託は、大まかに分けると2つの区分に分けられます。その2つの区分の違いから解説していきます!投資信託の初心者が選び方を学ぶうえで、種類を知っておくことは大切ですよ!
株式を組み入れない公社債投資信託
「公社債投資信託」は、株式を組み入れずに公社債と呼ばれる債券(国債や金融債など)を運用する投資信託のことをいいます。
公社債投資信託は、”一切株式を組み入れない”というのが特徴です。国債や金融債は、国や金融機関が発行する債券のため、発行元が破綻しにくく、公社債投資信託は、安全性の高い投資信託になります。
株式を組み入れる株式投資信託
一方で、「株式投資信託」は、株式を組み入れた投資信託なのですが、株式投資信託には、株式が全て組み込まれているかというとそうでないものもあります。現状で、株式ではなく、債券に投資しているものであっても約款上で”株式を組み入れられる”と記載していれば、株式投資信託になります。それゆえに、公社債投資信託以外の投資信託です。
投資信託の投資対象の種類は?5つの種類の特徴とは一体!?
投資信託は、大きく分けて2つの区分ですがその中でもいくつかに分類されています。代表的な投資対象があるのですが、投資信託の初心者が選び方のポイントをおさえるには、まずは、代表的な5つの種類から選ぶと良いです。
種類 | 投資対象 | 特徴 |
国内債券型 | 国内公社債 | ・値動きが少ない・国なら債務不履行になる可能性が限りなく低い・値動きが数年単位・値動き幅が非常に少ない・大きな利回りは期待できない |
海外債券型 | 海外公社債 | ・金利が高い国ならば利回りが期待できる・信用度の高い国選びが必要・為替変動のリスクがある |
国内株式型 | 国内株式 | ・知っている有名企業が多く興味が湧きやすい・債券よりは利益が高い・値動きが少ない |
海外株式型 | 海外株式 | ・国内株式より値動きが大きい・中でも新興株はハイリターン・為替の影響をうける・リターンが大きい分、ハイリスクの株もあるため覚悟が必要 |
バランス型 | 上記のような資産から複数の組み合わせ | ・国内債券型や海外株式型など複数組み合わせることで為替変動などのリスクを分散できる |
初心者がファンド選びで気をつけるポイント!失敗を防ぐ3つのコツ!
投資信託の初心者の選び方には、気をつけるべきポイントが3つあります。この3つを気をつけることで、失敗を防ぎ、安全に投資信託を始めることができますよ!
選ぶファンドの種類に注意する
株や投資の知識がない初心者は、一般の投資家よりもファンド選びに慎重になる必要があります。投資においては、ハイリスクなものほどハイリターンだといえます。まずは、大きい利益を求めるよりも、投資になれることと知識をつけることが重要です。
そのため、ハイリターンのものよりも、国内債券やバランス型など値動き幅は低くても、自動的に分散投資できるものだったり、安定した商品から始めるのがおすすめです。
運用コストが低い投資信託を
投資は、所有しているだけで手数料などのコストが必ずかかります。投資にかかる運用コストは、販売手数料、信託報酬(管理や運営の経費)、信託財産留保額(売却の時にかかるお金)です。同じ株価指数に投資している投資信託でも、種類によってこの運用コストが変わってきます。
投資信託の初心者は、投資がどのようなものかまだしっかり把握していないため、投資で損をする可能性も十分にありえます。そのため、いくつか投資信託を調べて運用コストが低いものを選び、投資にかかる費用を最低限の状態からはじめることがおすすめです。
純資産の大きさを確認する
純資産というものは、ファンドの規模を表すものです。そのファンドに組み入れられている資産の時価総額が純資産額になります。そのため、純資産額は、増えたり減ったりするわけです。
この純資産が極端に少ないものだったりすると、組み入れられている株式や債券などの資産の価値がとても低いということになります。そのため、純資産を必ず確認して、極端に低すぎるものや高すぎるのは避け、平均値のものを選ぶようにしましょう。
まとめ
初めての投資で失敗しないためには、初心者が投資信託の選び方において気をつけたほうがいいポイントは必ずおさえたほうがいいです。まずは、ポイントをしっかりおさえてはじめて、投資の流れを掴んだら、自分の目的に合わせた投資を試行錯誤しながらおこなうことが大切です。
いきなり、ハイリターンを狙うのではなく、まずは、安定的な投資信託の運用ができるようにしていきましょう。投資には必ずリスクがつきものです。ここで学んだことをしっかりおさえて、投資信託の初心者でも選び方に失敗しない方法をつかめるといいですね!
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