資産運用としてよく聞く「NISA」や「iDeCo」。2つの違いがよくわからないという人も多いのでは?
「資産運用をしたいけど、何から始めたらいいの?」
「NISAとiDeCoの違いって何?」
そう思っている人も多いと思います。資産運用初心者は特に、それぞれの特徴を知っておく必要があります。
このことを知らないと、制度をうまく活用できず、損をしてしまうかもしれません。今回は、NISAとiDeCoの違いと、それぞれの選び方についてご紹介します!
資産運用初心者はつみたてNISAを!iDeCoがNGな理由
資産運用は、運用して利益が出た分には約20%の税金がかかります。NISAは、その分の税金を優遇してくれる制度です。
NISAには「一般NISA」 と「つみたてNISA」の2種類あり、どちらか一方しか選べません。
資産運用初心者で、貯蓄もこれからという方には「つみたてNISA」がオススメです。
つみたてNISAは、100円から始めることができます。小額から始めることができるため、投資初心者はまずつみたてNISAから始めるのがオススメです。
つみたてNISAで購入できるのは、金融庁の基準をクリアした投資信託のみなので、資産運用が初めての方でも安心して取引ができます。
つみたてNISAは、定期預金のように毎月自分で決めた金額を、積立ながら資産運用をおこないます。投資信託の運用は、ファンドマネージャーという投資のプロが運用してくれるため、株のように常に値動きを見張っている必要はありません。
つみたてNISAは、自分の好きなタイミングでいつでも解約することが可能です。そのため、急にお金が必要になった場合でも安心です。
反対に、iDeCoは60歳まで原則途中解約ができません。貯蓄がこれからという方や、60歳前に使う資産を運用したい場合には、iDeCoではなくNISAを活用しましょう。
まとまった資産を運用するなら一般NISA! iDeCoとの違いとは
資産運用の経験者や、貯蓄があり、今すぐは使わないまとまった資産を運用したい人は、「一般NISA」の活用がオススメです。
つみたてNISAのNISA枠は年間40万なのに対し、一般NISAは年間120万まで運用することができます。
一般NISAでは、投資投資信託他に、国内外の株などを選ぶことが可能です。これらはつみたてではなく、まとまった金額で購入します。
一般NISAは自分で購入のタイミングと解約のタイミングを見極めて運用する必要があります。大きく利益を出すことも可能ですが、その分リスクも大きくなります。
つみたてNISAの運用可能期間は20年なのに対し、一般NISAの運用可能期間は5年です。短期間で利益を出すには、ある程度の経験が必要です。
一般NISAも解約はいつでも可能です。短期で積極的な投資をおこないたい方には一般NISAがオススメです。つみたてNISAも一般NISAも、運用利益に対しての税金がかかりません。
iDeCoも同じように運用利益への税金がかかりません。それに加えて、iDeCoは掛金が所得控除になり、60歳以降で受け取る際の退職金控除にもなるという違いがあります。
だだし、NISAは口座管理の手数料が無料なのに対し、iDeCoは毎月口座管理手数料がかかります。手数料は金融機関によって異なります。iDeCoはつみたてを停止した場合でも手数料はかかり続けます。
老後のための資産運用はiDeCoがおすすめ! NISAとの併用も
老後に使うための資産を積み立てて運用するなら、iDeCoがオススメです。iDeCoは公的年金の不足を補うため、自分への年金として積立をおこなうために国が整備した制度です。そのため、老後の資金の積立をおこなうのに適しています。
iDeCoは60歳まで自分の決めた額の積立をおこないます。月払いや年払いが選べ、最低月5000円から始めることが可能です。
iDeCoの運用先は自分で選ぶことができ、リスクの高いものから低いものまで様々な商品の中から選べます。運用リスクが心配な場合、リスクがほとんどない定期預金のような商品もあり、積立をしながら税金の控除を受けられます
iDeCoはNISAと同じように、運用利益への課税がない他、掛金に対して所得控除が受けられたり、受け取りの際には退職金控除として税金を優遇してもらえます。
ただし、所得税控除や退職金控除は専業主婦にとってはメリットがないため、加入の際には注意が必要です。iDeCoの上限金額は職業によって異なります。また、企業型確定拠出年金を導入している企業では加入ができない場合もあります。
iDeCoのデメリットは、60歳までは原則出金ができないという点です。
そのため、60歳前に使う可能性のあるお金や、教育資金・住宅資金などの運用には向きません。NISAでいつでも解約できる資産を持ちつつ、それでも余裕がある場合にiDeCoを始めるのがオススメです。
まとめ
1.貯蓄がこれからという人や、投資初心者は「つみたてNISA」がオススメ!金融庁の基準をクリアした金融商品が選択でき、長期積立でリスクを分散できる!
2.投資経験者や、まとまった余剰資金がある人は「一般NISA」を。大きな利益が出せる分、節税効果も大きい!ただしその分リスクも。
3.老後の公的年金の不足分が心配ならiDeCoを活用!様々な控除が受けられるので、メリットが多い。60歳まで引き出せないことに注意。
資産運用は自分の状況に合わせて、NISAとiDeCoをうまく使い分けましょう!それぞれにあった制度が活用できれば、税金を節約しながら効率よく資産運用をすることができます。
ただし、それぞれにメリット・デメリットがありますので、しっかりと理解した上で始めてくださいね。
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