現代は、働き方・稼ぎ方が多種多様の時代ですよね。しかしそれでも会社員の人口はまだまだ多いです。もちろん、どこかの会社に所属して働くのも素晴らしいことです。自分の能力を会社に還元することも、会社員として社会に貢献することもできます。
それでもやはり、誰でも一度くらいは「フリーランスで働く」ということに興味を持ったことがあるのではないでしょうか?この記事では会社員からフリーランスになるとしたらどんな違いがあるのかご紹介していきます。
働き方だけではない⁉︎会社員とフリーランスの違いをチェック
会社員からフリーランスになるとしたらどんな違いがあるのか、というのは一番気になるところですよね。いざフリーランスになるとしたらどういう違いに注目すれば良いのか、基本的な違いについてチェックしていきましょう。
会社員とフリーランスの違いは働き方にある
会社員とフリーランスの大きな違いは働き方の違いにあります。会社員は会社に所属している=雇用されている状態です。基本的に会社に出勤することで仕事をしますね。フリーランスはその名の通り雇用ではなく自分自身が個人事業主です。自分自身ですべてを管理します。職種にもよりますが、基本的に働く場所は様々です。
得られるものや自分でやるべきことに違いが出る?
収入面に関しても大きく違います。会社員は会社から給料をもらうことで収入を得ます。また、収入が安定してもらえる可能性は高いですが、基本給が決まっているのでボーナスや賞与が無い限りは一気に収入がアップする可能性は低いです。
一方フリーランスは収入の安定を図るのは簡単ではありません。しかし、仕事のやり方によっては一気に収入アップする可能性も高いです。
準備なしだとリスクが大きい…
会社員は入社してから段階的にスキルアップする過程がある程度保証されているので、入社してから色々なことが学べたり、人脈を広げたりすることは自力だけでなく他力も期待できます。
しかし、フリーランスはある意味0からはじめるも同然ですので、会社員の人がなんの準備もせずにフリーランスになることはあまりおすすめできないと言えます。
会社員とフリーランスの違いを理解して…3つのポイントを抑えよう
大きな違いを前述しましたが、実際に会社員からフリーランスになる際にどんなことに気をつければよいのか、事前にしっかり準備をしておくことでスムーズにフリーランスで仕事ができるように、ここではもう少し細かい部分の違いを3つ解説します。
社会的信用度の考え方
クレジットカード申請やローン契約を考えているなら、会社員のうちに手続きしておくほうがべターです。
フリーランスは会社員に比べるとどうしても収入面の安定という点に関しては社会的に低い傾向にあります。特にフリーランスに転職した直後は仕事の実績を証明しにくいため、クレジットカードやローンの審査に通過しにくいと言われています。
ですので、会社員からフリーランスになるなら、そういった点には注意したほうが良いでしょう。
重要ポイント!「確定申告」
会社員であれば基本的に必要のない「確定申告」ですが、フリーランスになったら確定申告をすることが必要です。所得税や住民税などの納税手続きを自分でしなければならないです。
確定申告は申告方法が白色申告と青色申告が選べます。白色申告と青色申告の大きな違いは以下の通りです。
白色申告→簡易な帳簿付けで良い。特別控除は無い。
青色申告→事前に税務署へ青色申告承認申請書を提出すると、特別控除を受けることができる。帳簿付けや申請の仕方により控除金額もいくつか選択肢がある。
フリーランスになると仕事をするにも自費での出費が発生することも多いので、特別控除が受けられるのは大きいです。自分自身の作業と合わせて考えて自分に合った確定申告をしましょう。
開業届を出す義務が発生する
フリーランスは「開業届」を提出する義務があります。特に罰則はありませんが、開業から1ヵ月以内の提出が義務付けられています。期限を過ぎた後の提出でも良いので提出しましょう。
なお、開業届の控えを手元に残しておくと、銀行で事業用の口座を開設する際などに役立ちますよ。
会社員からフリーランスになるのはどんな人が向いている?
「会社員とフリーランスの違いについてはわかったけど、自分はフリーランスに向いているのかな?」というのは気になりますよね。フリーランスの特徴を踏まえてどんな人がフリーランスに向いているのかご紹介します。
自分で仕事の内容を選びたい人
会社員からフリーランスになった人達の多くが上げるメリットが「自分で仕事を選ぶことができる」という点です。会社員であれば会社が決めたことに対して自分の仕事をするため、正直、やりたくないこともやる必要が発生する場面も多いですよね。
しかしフリーランスであればクライアントや仕事内容も程度はあれど自分に決定権があるので、そのように自分の仕事をカスタマイズしながら稼ぎたい人に向いています。
仕事時間を自分で決めたい
こちらも会社員からフリーランスになった人が上げる大きなメリットです。会社員は働く場所と同様に働く時間も決められています。また、何かあれば会社の都合で残業や時間外業務に従事することも少なくないでしょう。
フリーランスの良いところ
また、フリーランスなら一緒に働く人も自分で選ぶことができます。人間は誰しも苦手なひとはいるものです。会社員であれば一緒に働く人を選ぶことは難しいですよね。しかし、フリーランスなら、苦手な人とわざわざ働く必要性も低いです。フリーランスの状態で誰かと組んでプロジェクトを立ち上げたりすることも自由にできます。
まとめ
会社員からフリーランスになる際の違いを中心にご紹介しました。フリーランスは言わば自分自身が社長であり、経理であり、従業員です。そう考えるとすべてを自分でやるのはなかなか大変なように思えますが、フリーランスは何と言っても自由度が高いです。
時間の自由も、働く場所の自由も、会社員ではなかなか得られない自由を感じながら仕事をすることも可能です。会社員時代の経験もフリーランスの仕事に活かしながら稼ぐということを考えても良いかもしれません。
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