コロナショックなどで収入が減ったり、今後もどんなことが起こるか不安に思う方も多いでしょう。最近では本業の収入だけでなく、投資を行って資産を増やしたり守ろうとする動きが活発です。投資といっても、長期投資と短期投資があり、単利と複利があります。
中でも長期投資と複利がおすすめの組み合わせです。この投資方法の組み合わせでより多くの利益を獲得するポイントがあります。長期投資と複利を行うならおすすめの証券会社や制度などを知っておくと有利に投資ができます。
長期投資と複利がおすすめな理由は?短期投資や単利と比較!
資産形成には貯蓄と投資があります。貯蓄は現金のまま保有しているのでリスクが少ないですが、そのままでは利益は見込めません。一方、投資は多少のリスクはありますが、中長期で運用すると利益を得られる場合があります。
長期投資のメリットとデメリット
長期投資は投資信託や不動産などで行う場合が多く、すぐには利益を得られませんが長期的に保有すると利益が出る特徴があります。以下は長期投資のメリットです。
- 複利効果を得やすい
- 資産を分配できるためリスクコントロールができる
- 値動きなどに左右されにくい
- 1年あたりのコストを抑えられる
デメリットは次の2つです。
- 初期の運用資産が多く必要
- 将来の予測が難しい
短期投資のメリットとデメリット
短期投資はFXや株で行う方が多いです。1日で行うものをデイトレード、数日〜数週間で取引を行うものをスイングトレードといいます。短期投資のメリットは以下の点です。
- 短期間で利益を得られる
- やめたい場合や変更したい場合に柔軟に対応できる
短期投資にもデメリットがあります。
- 短期間で何度も取引するため取引コストがかかる
- 為替の変動リスクなどがあるため情報収集も必要
- 大きな利益は見込めない
複利と単利の違い
単利とは、元金自動継続の定期預金であったり、国債、社債に投資する場合に使われます。運用して元本に対してのみ同額の利子がつくシステムです。例えば、元本に対する利子が500円だったとすると、1年目の利益は+500円、2年目は+1000円(500円×2年)という計算になります。
複利は元利自動継続の定期預金、積立預金、分配再投資型の投資信託などで使われます。これは運用する元本に年々増えた利子を組み入れた分に対して利子がつきます。計算方法は、前の年の利子を含めた受取額に年利を掛け算するので単純な足し算の単利と比べると利益が多くなる仕組みです。
つまり、長期投資で複利を行うのがおすすめの理由は利息での利益が出やすいためです。
【参考:金融庁 投資の基本】
【参考:一般社団法人 投資信託協会 第3回 長期投資のメリットとは】
長期投資と複利で多くのリターンをもらう2つのポイントとは?
長期投資と複利はおすすめの投資方法ですが、より多くのリターンを得たいですよね。資産運用時には3つのポイントがあります。
①実績があり確実性の高い投資信託を選ぶ
投資信託は資産運用をプロに任せておく方法で、初心者や投資に時間をかけたくない方に選ばれています。しかし、投資信託の商品は日本に6000以上あり、中にはあまり利益が出ない商品もあります。
しっかりとリターンを得るためには、まずは過去の運用成績などの実績は必ず確認しましょう。成績を比較するさいは、同じような期間・タイプのものを比較します。新商品は実績がわからないため、要注意です。
②毎月分配型は避けた方がよい
投資信託では毎月分配型の商品があります。これは1ヶ月ごとに決算を行い、収益などの一部を分配金として手に入れるシステムです。ただし、分配金は投資信託の資産の一部ですので、分配金を受け取ると基準額が下がってしまいます。
分配金を再度投資資金として充てないと基準額が下がったまま投資をするので、長期投資でも複利効果が得られずおすすめできません。
長期投資と複利のおすすめの証券会社や制度を活用しましょう
現在では投資先や商品は数多く存在します。長期投資と複利を行うときにおすすめの証券会社や金融商品を知っておくと、始めるさいの参考になります。
節税もできる「つみたてNISA」
つみたてNISAとは、少額から投資を行いたい初心者をサポートするための非課税制度です。金融庁の基準を満たした投資信託とETF(上場投資信託)が対象です。通常は運用して利益が出たらその20%が課税されますが、この制度を利用すると税金が免除されます。非課税期間は20年なので、これから長期投資で複利を行う方におすすめです。
楽天証券の投資信託
楽天証券は投資信託商品や国内外の株式を多く取り扱っています。投資信託は100円から購入が可能で、取引高に応じた楽天ポイントが付与されます。どんな商品が良いかわからない方向けに、ご自分の投資したいスタイルから診断できるシステムもあります。
SBI証券の投資信託
SBI証券は国内株式の個人取引シェアが第1位(2021年4〜6月)で、業界屈指の手数料の安さを誇ります。投資信託のラインナップが豊富で、投資家のさまざまなニーズに答えられます。問い合わせサービスが充実している点も安心できます。
まとめ
長期投資とは投資信託や不動産などの金融商品を長期間保有する資産運用方法の1つです。短期的な利益は出しにくいですが、リスクコントロールができ、コストを抑えられる魅力があります。複利とは長期間投資を行うと利息分も含めて年々利益が上がっていくシステムです。そのため、長期投資を複利で行うのがおすすめな理由は短期投資や単利よりも、利益が増えるためです。
リターンを多くするためには実績のある証券会社や金融商品を選びましょう。投資を行いながら節税ができる制度もありますので、逃さずに利用すると利益を出しやすいです。
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