労働収入と権利収入、その意味の違いって分かりますか?
サラリーマンも自営業の人もその収入は、労働収入にあたります。では、権利収入を得ている人の仕事とはどのようなものがあるのでしょうか。
働き方が多様化している令和では、複業が広く普及していくと考えられます。
現在の収入の他に、収入源を増やしたいと考えている方。労働収入と権利収入の違いをしっかりと理解していないと、複業の波に乗り遅れてしまうかもしれません。また、権利収入と謳って大損をさせる詐欺も世の中には出回っています。労働収入と権利収入についてしっかりと理解を深めて、新しい収入源を構築していきましょう!
収入を得る方法は2つだけ!労働収入と権利収入の違い
世の中で収入を得る方法は、労働収入と権利収入の2つだけです。これは、世界中どこに行っても同じです。
では、労働収入と権利収入にはどのような違いがあるのでしょうか。
働いた分だけ収入が入る労働収入
労働収入とは、働いた時間の分だけ収入を得ることを指します。
サラリーマンやアルバイトなどが労働収入の働き方です。労働収入で生計を立てている人は、労働人口の95%にものぼると言われています。
収入を得るためには自分の時間を使って労働をしなければいけないため、けがや病気の際に収入が極端に落ちてしまう可能性もあります。
また、人生100年時代を考えると60歳、70歳になっても稼がなければならないかもしれません。収入源が労働収入だけだと、体力の衰えから収入の落ち込みも予想されます。
働かなくても収入が入る権利収入
権利収入は、労働をしなくても得られる収入です。
労働収入は、働いた時間分だけの収入がもらえるものでした。しかし、権利収入では過去に行った働きが報われることで、収入を得ることができます。
例えば、作曲家が曲を発表した後、売上額に応じた収入が支払われるものなどがそれにあたります。
全労働人口のおよそ5%程の人が権利収入で生活をしていると言われています。
しかし、全ての収入金額を合算すると、労働収入の所得合計よりも、権利収入の所得合計の方が約4倍も大きいと言われています。
権利収入の仕事の方がはるかに大きい収入を得ているのですね。では、労働収入と権利収入にはどのような仕事があるのでしょうか。
労働収入と権利収入の職業の違いは?
労働収入を得られる仕事には以下のようなものがあります。
・会社員・従業員
・公務員
・自営業者
・医者
・弁護士
・プロスポーツ選手
プロスポーツ選手も労働の対価で収入を得る仕事なんですね。
続いて、権利収入を得ている仕事には以下のようなものがあります。
・社長・会社等のオーナー
・投資家
・家賃収入
・作家、作曲家、歌手の印税
・ネットワークビジネス
・アフィリエイト報酬
投資家や家賃収入は王道の権利収入の仕事と言えそうですね。
複業時代が到来!労働収入と権利収入を掛け合わせよう
終身雇用が崩壊しつつある令和時代。これからは、複数の仕事を持つ複業の時代が到来すると言われています。複業を始めるなら、労働収入と権利収入の掛け合わせがおすすめですよ。
複業におすすめの権利収入
複業におすすめの権利収入には以下のようなものがあります。
・アフィリエイト
・Youtubeの広告収益
・スマホアプリの開発
複業をする場合、労働収入に大きく時間を割かれる事が多いでしょう。そのため、隙間時間にコツコツ作業することができる上記のような権利収入がおすすめです。
どの権利収入も、長く続けることで大きな収入を得られる事が期待できますよ。
税金は納める必要がある?
権利収入で所得を得た場合、労働収入と同じで税金を払う必要があります。
具体的には、労働収入を得ている人が年間20万円以上権利収入が入った場合、税務署への確定申告をしなければいけません。
税金の種類としては、配当所得や不動産所得など、さまざまな種類がある自分ります。権利所得に合わせた税金の種類を把握し、しっかり管理しましょう。
簡単に収入は得られない?権利収入を装った詐欺に注意
権利収入は働いたらすぐにお金が入る労働収入とは違います。権利収入を得るためには長期間を要する場合もあります。
しかし、簡単には収入にならないはずの権利収入が、簡単に手に入ると謳っている詐欺も多くあるので注意しましょう。
権利収入でよくある詐欺とは
権利収入を装った詐欺には以下のようなものがあります。
・最新のアプリやSNS
・携帯電話関連
・ブランド品の格安販売
・仮想通貨や独自通貨
・年利100%以上の金融商品
・FXの自動売買ソフト
ネットであらゆる情報を目にすることが多くなった現代。詐欺の広告も普通に流れてくるようになりました。
年利が高すぎる金融商品やFXの自動売買アプリなどは、最近よく見かけるますね。しかし、「1カ月で○○円稼げる!」などと謳っているものには注意しましょう。
権利収入はそう簡単に得られるものではありませんよ。
権利収入は長期的に構築していこう
権利収入は、収入が発生するまでとても長い時間を要します。
例えば、作家が印税という権利収入を得ようと思ったら、印税が入るほど販売数を伸ばす技術が必要です。また、一冊の本を出版するまでに平均で3カ月~1年以上かかると言われています。
他の権利収入を得る場合も同様です。収入を発生させるまでには、多くの苦労や努力が必要です。また、収入を安定させるまでの仕組み作りは非常に大変な作業です。
楽に簡単に稼げる権利収入はないと思い、地道にコツコツ権利収入を得る仕組みを構築していきましょう。
まとめ
労働収入は、働いた時間に対する報酬。権利収入は働いた時間に関係なく、権利に対して得られる収入でした。
これから到来する複業時代には、労働収入と権利収入を掛け合わせた働き方をしていきたいですね。そのためには、権利収入を長期的な目で構築していくことが重要です。
不動産収入や株の利益で高収入を得ている人たちは、とても羨ましいですよね。
しかし、権利収入は楽に簡単に稼げるものではありません。怪しい権利収入詐欺に騙されず、コツコツと収入源を育てていきましょう。
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